ほたる館の仲間たち

ほたる館には約60種類の生き物たちが暮らしています。

その一部の仲間を紹介します!


昆虫の仲間

ゲンジボタル

分 類:コウチュウ目ホタル科ホタル属

分 布:本州、四国、九州など

大きさ:オス)14mm前後 メス)18mm前後

食べ物:成虫)水のみ 幼虫)カワニナ

幼虫は清流の流れの緩やかな川に暮らしており、北九州市では5~6月頃に成虫となるが、地域によって差がある。
ゲンジボタルの発光パターンは、東日本型(4秒に1回)・西日本型(2秒に1回)というように東日本と西日本で異なる。学名「Luciola cruciata(ルシオラ・クルシアタ)」のcruciataは、前胸背板にある十字架形の黒い模様からきている。

ヘイケボタル

分 類:コウチュウ目ホタル科ホタル属

分 布:日本)北海道、本州、四国、九州など

    海外)東シベリア、朝鮮半島など

大きさ:オス)約9mm メス)約10mm

食べ物:成虫)水のみ

    幼虫)モノアラガイなどの水生巻貝など

ゲンジボタルが流れのある清流に生息するのに対し、ヘイケボタルは水田、池、湿原といった止水域に生息する。
ゲンジボタルのように、短い期間に集中的に発生することはなく、発生期間が長期に渡る。北九州市では、6月~10月という記録がある。発光パターンはゲンジボタルより短く、北海道で1秒に1回、本州以南では0.5秒に1回発光する。かつては水田周辺でどこでも見られたが、農薬散布や稲づくりの近代化により、田んぼの環境が急変したことで、数が激減している。福岡県では、準絶滅危惧種に指定されている。

 

ニホンミツバチ

分 類:ハチ目ミツバチ科ミツバチ属

分 布:日本(北海道、沖縄、一部の離島を除く)

大きさ:女王バチ)20mmほど 

    働きバチ)13mmほど 

    オスバチ)16mmほど

食べ物:花蜜や花粉

 よく混同されるセイヨウミツバチが草原などの乾燥地帯生まれの改良種に対し、ニホンミツバチは森林生まれで、自然とともに暮らす在来種。セイヨウミツバチに比べ、体が小さく黒っぽい体色をしている。一つの群れの中では、一匹の女王蜂を中心に数千から2~3万匹の働き蜂(メス)が活動している。


ネズミの仲間

カヤネズミ

分 類:ネズミ目ネズミ科カヤネズミ属

分 布:日本)本州、四国、九州など
    海外)ヨーロッパ、モンゴル、朝鮮半島など

大きさ:頭胴長)5.4~7.9cm 尾長)4.7~9.1cm

食べ物:種子、草類、穀物、昆虫など

主に休耕田や河川敷などの、背丈の高い草原に暮らす。イネ科の葉を利用し、地表から約1mの高さに直径10cmほどの小さな球形の巣を作り、出産や育児、休憩を取っている。

葉を利用して巣を作ることで、周りの植物と同じ色となって同化することができる。


トカゲの仲間

ニホントカゲ

分 類:有鱗目トカゲ亜目トカゲ科トカゲ属

分 布:本州西部、四国、九州など

大きさ:20~25cm

食べ物:昆虫、クモ、ミミズなど

草原や山地にある日当たりの良い斜面等に暮らし、特に礫の多い場所や、墓地や石垣といったやはり石で出来た遮蔽物の多い場所には好んでいる。敵に襲われそうになると、尾を自ら切って(自切)、切り離された尾がしばらく動き回ることで外敵の注意を引いて逃げる。

 

ニホンカナヘビ

分 類有鱗目トカゲ亜目カナヘビ科カナヘビ属

分 布:北海道から九州など

大きさ:16~27cm

食べ物:小型の昆虫類や幼虫など

低地から低山地の林縁部や草地に暮らしており、人家の庭やその周辺などでも見かける。昼間は日光浴と採食を繰り返し、地表や葉上、低木で活発に活動する。


ヘビの仲間

シマヘビ

分 類:有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科ナメラ属

分 布:北海道から本州、四国、九州

大きさ:80~200cm

食べ物:カエル、トカゲ、鳥、ネズミなどの小動物

低地から山の森林内、田んぼや畑、草地、水辺といろいろな環境に暮らしている。高い木に登るのは苦手で主に地面で活動する。体が黒くなる(黒化という)ものは「からすへび」といわれる。


カメの仲間

ニホンイシガメ

分 類:カメ目潜頸亜目イシガメ科イシガメ属

分 布:本州、四国、九州など

大きさ:甲長)14~20cm(最大22cm程度)

    メスのほうが大きい

食べ物:魚類、カエル、昆虫、甲殻類、ミミズ

    動物の死骸、植物の葉・花・果実など

河川や湖沼・池・湿原・水田などに暮らし、やや流れのある流水域を好む。水中でも陸上でも採食を行い、農耕地で地面に落ちたカキなどの果物や栽培されている野菜を食べることもある。子ガメは甲羅の色や形から「ゼニガメ」と呼ばれていた。

クサガメ

分 類:カメ目潜頚亜目イシガメ科イシガメ属

分 布:日本)本州、四国、九州 
    海外)朝鮮半島、中国、台湾

大きさ:甲長)18~23cm(最大30cm程度)

    メスのほうが大きい

食べ物:水草や果実などの植物、水生昆虫やエビなどの甲殻類

    貝類・動物の死体など

植物がたくさんある比較的流れの緩やかな川や池、沼に暮らしている。危険と思ったときやいじめられたときに、首の付け根付近からニオイを出し逃げ出す。この特徴から「クサガメ(臭いカメ)」と付けられる。

スッポン

分 類:カメ目潜頸亜目スッポン科スッポン属

分 布:日本)本州・四国・九州など
    海外)中国・台湾・韓国・東南アジアなど

大きさ:甲長)20~40cm
    ごくまれに60cmまで成長する個体もいる

食べ物:貝類や甲殻類、魚類や両生類など

他のカメより水中での活動に適した体をしており、水中で長時間活動する。普段は水底で泥や砂に潜っていたり、岩の隙間に隠れたりしている。触られると身を守るために噛みつく。「雷が鳴るまで離さない」といわれるが、大抵の場合、水に戻せばそのまま泳いで逃げる。


カエルの仲間

ニホンアマガエル

分 類:無尾目アマガエル科アマガエル属

分 布:日本)北海道、本州、四国、九州など
    海外)朝鮮半島、中国北部、モンゴルなど

大きさ:オス)2.2~3.9cm メス)2.6~4.5cm

食べ物:小型昆虫やその他の地表動物など

低地から低い山地の比較的開けた水辺やその周辺で暮らす。
指先にある吸盤を使い垂直の壁にも登れるため、樹上や建物の壁で見られることも多い。

シュレーゲルアオガエル

分 類:無尾目アオガエル科アオガエル属

分 布:本州、四国、九州

大きさ:オス)3.2~4.3cm メス)4.3~5.3cm

食べ物:昆虫類やクモ類など

水田や森林等に生息し、繁殖期には水田や湖沼に集まる。卵はメレンゲ状の泡に包まれており、土のくぼみなどに産む。日本固有種であり、名前の由来はオランダの動物学者シーボルトが持ち帰った標本を研究したライデン王立自然史博物館館長シュレーゲル氏に由来する。

ニホンヒキガエル

分 類:無尾目ヒキガエル科ヒキガエル属

分 布:鈴鹿山脈以西の近畿地方南部~山陽地方
    四国、九州、屋久島

大きさ:オス)8~16.3cm メス)8.4~17.6cm

食べ物:昆虫、ミミズなど(まれにヘビの子どもなど)

低地から山地にある森林やその周辺の草原などに生息し、農耕地、公園、民家の庭などにも広く暮らしている。
夜行性で、昼間は石や倒木の下などで休む。 体全体に大小のイボ状突起があり、毒液を出して身を守る。

トノサマガエル

分 類:無尾目アカガエル科アカガエル属

分 布:日本)本州(関東平野~仙台平野を除く)

       四国、九州
    海外)中国、朝鮮半島、ロシア沿海州など

大きさ:オス)3.8~8.1cm メス)6.3~9.1cm

食べ物:生きた昆虫類やクモなど

平野部から低山にかけての池、水田付近に暮らしている。オスメスで体色が異なり、メスは灰色か暗い灰色である。歯と口の骨を結びつける組織が他のカエルと比べて頑丈であり、口に入る大きさのカエルやヘビも食べてしまう。環境破壊などで、最近では全国的に個体数が減少しつつある。

ヌマガエル

分 類:無尾目アカガエル科ヌマガエル属

分 布:日本)本州中部以西、四国、九州など
    海外)台湾、中国、東南アジアなど

大きさ:オス)2.9~4.5cm メス)3.2~5.4cm

食べ物:小型の昆虫や無脊椎動物

低地や山間部の水田の周囲に多く暮らし、水辺から遠く離れることはない。
日中は水田の縁や草むらの穴などに隠れて、夜間活動する。しかし、雨の時は日中でも活動する。


イモリ・サンショウウオの仲間

アカハライモリ

分 類:有尾目イモリ科イモリ属

分 布:本州、四国、九州など

大きさ:オス)7~11.5cm メス)8~14cm

食べ物:水生昆虫やその幼虫、オタマジャクシやイトミミズなど

 低地から山の池や水田、湿地の水たまりなどの止水域や、流れが緩やかで水草の多いよどみなど、主に水の中で暮らしている。敵に襲われたときは、赤いお腹を見せて、毒があることを知らせる。この赤い色を警告色という。お腹の模様は1匹1匹違う。

カスミサンショウウオ

分 類:有尾目サンショウウオ科サンショウウオ属

分 布:福岡県、長崎県(壱岐・福江島を含む)、佐賀県

    熊本県、鹿児島県

大きさ:6~12.5cm

食べ物:土壌動物(トビムシやミミズ)など

山際や丘陵地に接した郊外の人家や耕地の近くに暮らしていることが多い。近年,このような場所は開発などによって急速に無くなっており、絶滅が心配されている。


魚の仲間

カワムツ

分 類:コイ目コイ科クセノキプリス亜科カワムツ属

分 布:日本)能登半島と天竜川水系以西の本州、四国、九州
    海外)朝鮮半島、中国、台湾

大きさ:10~15cm

食べ物:水生昆虫や昆虫、小型甲殻類、小魚、藻類や水草など

川や湖沼などに生息するが、ヌマムツやオイカワよりも水がきれいな所を好み、その中でも水流が緩い所を好む。岸辺の植物が水面に覆いかぶさったような所に多く、人が近づくと茂みの陰へ逃げ込む。 各地に多くの呼び名があるが、多くの地方でウグイやオイカワなどと一括りに「ハヤ」と呼ばれ、動きが速いことに由来するといわれる。

アブラボテ

分 類:コイ目コイ科タナゴ亜科アブラボテ属

分 布:濃尾平野以西の本州、四国北部、九州北部、淡路島

大きさ:4~7cm(最大10cmほど)

食べ物:小型の水生昆虫や甲殻類、藻類など

水の澄んだ河川、用水路などに暮らしている。稚魚の間は群れをつくって水草の間などで生活するが、成長すると単独で生活し、縄張りをつくり、縄張り意識も強い。繁殖期は春から夏にかけての4~8月頃で、ほかのタナゴの仲間のようにドブガイやマツカサガイなどの二枚貝に産卵する。また、ほかのタナゴ類と競合する場合、産卵する貝の種類や大きさを変えることが知られているが、アブラボテでは他種との交雑種が見つかることも多い。

 

オヤニラミ

オヤニラミ

分 類:スズキ目ケツギョ科オヤニラミ属

分 布:日本)淀川、由良川以西の本州、四国北部、九州北部
    海外)朝鮮半島南部

大きさ:13~15cm

食べ物:水生昆虫やエビなどの甲殻類、小型魚類

大きな河川の中~下流域の水草が多く流れが緩やかな場所に暮らしている。
エラぶたに目のような模様があり、この模様を子、本物の目を親に見立て「子が親を睨んでいる」から「オヤニラミ(親睨み)」とつけられる。(諸説あり)

ヤマトシマドジョウ

ヤマトシマドジョウ

分 類:コイ目ドジョウ科シマドジョウ亜科シマドジョウ属

分 布:山口県西部、九州、壱岐島など

大きさ:9~13cm

食べ物:泥や砂の中にある有機物、ユスリカの幼虫など

上流域下部から中流域を中心に、平瀬から淵にかけての砂底ないし砂礫底部に広く暮らしており、主に夜間に活動する。 同じ場所に暮らす性質が強く、広い年周移動は行わない。

ナマズ

分 類:ナマズ目ナマズ科ナマズ属

分 布:日本)ほぼ日本全土

       (関東地方以北部は江戸時代に移入)
    海外)中国東部、朝鮮半島、台湾

大きさ:60~70cm

食べ物:魚類や甲殻類・カエル・カメなど

湖沼や流れの緩やかな河川の中~下流域や水路に暮らす。基本的に夜行性で、昼間は岩陰や水草の物陰に潜んでいる。近年肉は美味とされ、ウナギに代わるスタミナ食として注目されている。


カニ・エビの仲間

サワガニ

分 類:エビ目サワガニ科サワガニ属

分 布:本州、四国、九州

大きさ:甲幅)2~3cm

食べ物:藻類や水生昆虫、陸生昆虫類、ミミズなど

川の上流域から中流域にかけて暮らし、水がきれいな渓流・小川に多い。日中は石の下などに潜み、夜になると動きだすが、雨の日などは日中でも行動する。また、雨の日には川から離れて出歩き、川近くの森林や路上にいることもある。

クロベンケイガニ

分 類:エビ目ベンケイガニ科ベンケイガニ属

分 布:日本)東京湾以南の太平洋岸、小笠原諸島
       山形県以南の日本海沿岸
    海外)朝鮮半島、中国北部、台湾

大きさ:甲幅)3.5cm 甲長)2.5cm

食べ物:動物の死骸、小動物、植物など

川辺の河原、土手、石垣、森林、草むらなどに暮らし、水からあまり離れず、外敵から逃げる時などは水中に逃げこむことも多い。昼間は暗く湿った物陰を好み、夜によく活動する。

ミナミヌマエビ

分 類:エビ目ヌマエビ科カワリヌマエビ属

分 布:日本)西日本
    海外)朝鮮半島、台湾、中国

大きさ:オス)2cmほど メス)3cm未満

食べ物:藻類、小動物、生物の死骸など

流れの緩い川や池の、水草が多い所に暮らす。稚エビとして孵化し、稚エビは海へ降りることなく淡水中で成長する。昼間は水中の岩石や水草、落ち葉などの陰に潜み、夜に行動する。雑食性で何でも食べるが、生きた小動物を襲うことはない。


貝の仲間

カワニナ

分 類:吸腔目カワニナ科カワニナ属

分 布:日本)北海道、本州、四国、九州、沖縄
    海外)朝鮮半島・中国・台湾など
       東アジアの亜熱帯域・温帯域

大きさ:殻長)3cm 殻径)1.2cm

食べ物:落ち葉、付着珪藻、有機物

川・用水路・湖沼などの淡水底に暮らし、落ち葉などが積もるような流れが緩い区域に多く、流れが速い渓流には少ない。ゲンジボタルやヘイケボタルといった水生ホタル幼虫の餌としても知られている。