北九州市では、市民の皆さんによって30年以上にわたりホタルを守る活動が続けられています。北九州市ほたる館は、自然環境の保全に関する活動を支援し、ホタルをはじめとした水辺の生き物やその生息環境について学習、調査研究が行える施設として整備されました。
計画づくりにあたっては、ホタル育成保護や水辺保全活動を行っている市民ボランティア代表、地域住民代表の方々をはじめ学識経験者、行政等で「北九州ほたる館計画策定委員会」を組織し、策定しました
名 称:北九州市ほたる館
所 在 地:〒803-0864
福岡県北九州市小倉北区熊谷2丁目5-1
開 館:2002年(平成14年)4月24日
館 長:鵜澤 拓哉
指定管理:九州造園・グリーンワーク共同事業体
北九州市ほたる館は、建物と野外の実験水路、せせらぎ水路からなります。
北九州市ほたる館では、ホタルのすむ水辺環境について学習したり、ホタルの飼育方法を学んだりすることができます。
実験水路は水田型とし、いろいろな生き物を観察することができます。
せせらぎ水路は、自然なせせらぎを再現した人工水路で、水辺環境を体験できます。
職員のアドバイスを受けながら、館内の飼育施設を利用して、自分自身の手でゲンジボタルの幼虫を育てる活動ができます。
詳細については「北九州市ほたる館 TEL:093-561-0800」までお問い合わせください。
昭和54年に小熊野川にホタルの幼虫100匹を放流し、昭和55年に20匹のホタルが飛んだ時から、北九州市のホタル保護は本格的に始まりました。
この地にあった旧保育所を改装し、水辺を愛する人々の交流・情報発信の場としても活用できる施設として『北九州市ほたる館』は生まれました。
平成14年4月24日、北九州市のホタル保護発祥の地、小倉北区熊谷に「北九州市ほたる館」が誕生して5年、ほたる館に思いを寄せる方々にお集まりいただき、開館までの苦労話やほたる館のありかたなど、それぞれの視点で熱く語っていただきました。
出席者 山岡 誠 コーディネーター 田中 文彦
中村 光男
永尾 忠生
上田 直子
座談会については、北九州市建設局水環境課ほたる係が平成20年1月に発行した「北九州のほたる」から抜粋しましたのでご覧ください。